海面養殖の仕事内容
ヒラマサやブリは高級魚として人気があり、主に海面養殖によって安定した供給が行われています。
ヒラマサやブリの海面養殖では、毎日魚の健康をチェックしながら、適切な給餌や環境管理を行うことが重要です。未経験者でも基本的な作業から学ぶことができ、成長する魚を見守ることの出来るやりがいのある楽しい仕事です。養殖場ごとに異なる方法があるため、現場での経験を積みながら知識を深めていくことが重要となります。
給餌(エサやり)
ヒラマサの成長には適切な餌を与えることが重要です。
餌の種類: 黒糖配合飼料
給餌の方法: 自動給餌機を使用
給餌の量: 成長段階に応じて給餌の量を調整
エサの量が多すぎると水質が悪化し、少なすぎると成長が遅れるため、魚の食べる様子や大きさなどを観察しながら適切な量を調整します。

魚の健康管理
ヒラマサやブリが病気にかからず元気に成長できるよう、毎日の観察が必要です。
病気や寄生虫のチェック(異常な泳ぎ方、体表の傷、エラの色など)
酸素濃度や水質管理(酸素不足にならないよう注意)
サイズの確認と選別(成長の早い魚と遅い魚を分けることで、競争を減らし均一な成長を促す)

網や生簀(いけす)の管理
ヒラマサやブリを養殖するための生簀(ネットの囲い)を適切に管理します。
網の清掃・交換: 海水の流れが悪くなると酸素不足や汚れの原因になるため、定期的に網を掃除します。
破損チェックと修理: 強風や台風による破損を防ぐため、網の破れや固定具の劣化を確認します。
魚の移動(選別作業): 成長した魚をより広い生簀に移すことで、ストレスを軽減し成長を促します。

出荷作業
成長したヒラマサやブリを市場へ出荷するための作業です。
選別・サイズ測定: 出荷基準に合った大きさの魚を選びます。
活魚出荷・冷却処理: 鮮度を保つために生きたまま出荷するか、冷却して処理するかを決めます。
梱包・輸送: 活魚輸送車や発泡スチロール箱を使用し、品質を保ったまま市場へ届けます。
